アーカイブ

DSC04298.JPG

制作年
作者
沢田朔
STATUS

『深井 今井 深井 今井 ― 四人の琳派 ― 花鳥風月』展 解説

テキスト

<h2> 琳派と聞けば誰もが、たとえば光琳の「紅白梅図屏風」なり「燕子花図屏風」なりのことを思い浮かべるとして、頭のなかに思い浮かぶそのイメージに付随しているのはどのような感覚だろう。繊細さ、と言ってしまえば月並みだが、その感覚を慎重に腑分けしてみると、その他の大和絵や狩野派などに比べてさえいっそうシャープな輪郭(じっさいに輪郭線を描くかどうかは別にして)や、純粋なデザインにまで達しかねないある種の表層性が、「琳派らしさ」を支えているように思える。山や月や川が大胆に抽象化されていても、じつは草木や虫や動物たちはおどろくほど細密かつリアルに措かれているのだが、それらリアルな生き物たちも、西洋芸術を取り入れたあとの我々が思うリアルとは何かが違う。</h2>

<h2> まるで対象がそこにあるかのような効果を追求した西洋絵画のイリュージョニズムは、遠近法はもちろんだが、油絵具の導入によって最終的に達成された。その本質はまるで光を溜めこむことができるかのような肉厚さにある。しかし日本画、さらにはそのある意味での究極にある琳派(ジャポニズムの多くは琳派的なものに由来しているのではないか)の画面は徹底的に薄い(金箔!)。そしてそこに描かれたものがいくら具象的でも、和紙や顔料の素材感がかならず感じられる。奥行きを描かないことで、琳派はその表層性をさらに徹底させた。</h2>

<h2>  . . . </h2>

制作年
作者
満留伸一郎
STATUS

井倉 幸太郎 青白磁展

会期
2020年06月12日 - 2020年06月18日
時間
11:00 - 19:00
定休日等
会期中無休(最終日は17:00まで)
会場
アトリエヒロ(大阪府大阪市中央区伏見町4-3-9 HK淀屋橋ガーデンアベニュー1F)
出展作家
井倉 幸太郎

神田ラ淀屋橋

会期
2020年01月20日 - 2020年01月26日
時間
11:00 - 19:00
定休日等
最終日17時まで/会期中無休
会場
アトリエヒロ
出展作家
今井完眞
池田浩樹
草野温子
小牧ゆり
中津川翔太
末木孝典
満留伸一郎
Dの3行目

ovi9

制作年
作者
Dの3行目
STATUS