<p>美術において写真がないという事態は考えられない。 『写真美術誌 OSTEN PHOTOGRAPHY』は、彫刻をする者、陶芸をする者、写真をする者、著述をする者etc.が、美術・芸術における写真がなんなのかを、写真の機能・役割を意識しながら、自らの美術・芸術に関わる写真について表現するものとして創刊された。 主として2019年以降の美術の場を、その表現の場としてはいるが、それ以前の美術の状況等を無視するものではない。 一方の極に基盤をつくる技術者を念頭に置きつつ、美術・芸術・アートにとっての写真とはいったいなんであり、そして、なんであり得るのかについて、探っていくこととしたい。</p>
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